ケチるな!引き際で差がつく。退職時に贈るお菓子の選び方と値段

誰もがいずれ来る、退職。
定年退職、中途退職。
お世話になった会社の方への御礼はやはりお菓子でしょう。
退職はしょっちゅうあるものではありません。
どんなお菓子をあげたらいいのか、迷いに迷います。
引き際、去り際の潔さは人生そのもの。
そういう視点で、退職時の御礼のお菓子を考えたいと思います。

在籍年数とお菓子のランク

定年退職と中途退職では在籍年数が違います。
新卒採用かキャリア採用でももちろん在籍年数が違います。
が、在籍期間中よほど揉めてやめない限り、今後のことを考えると、在籍年数に関係なく、お菓子のランクや金額はケチらない方が賢明でしょう。

役職とお菓子のランク

役職に応じてお返しのお菓子は、差がつくべきでしょう。
私自身の経験ですが、上場企業の社長の退任に伴い、カンパの依頼と退職の祝いの会のお誘いがありました。
勿論私は、カンパとお祝いの会に参加をしました。
後日御礼として届いたのは、お菓子の缶で「皆さんで召し上がってください」とのこと。
上場企業の社長たる方が、ひとり1缶ではなく、みんなで1缶。
有り得ないと思いました。
去り際、散り際でその人の「人となり」が現れます。
やはり役職に比例して、御礼のお菓子は弾むべきでしょう。
そうでないと永遠に「ケチ」と言われてしまいます。
忙しい時間をぬって、わざわざお金まで出して参加したカンパとお祝いの会。
当然、参加しなければ良かったと後悔したのは言うまでもありません。

退職のお菓子のテッパンは

絶対に個包装です。
以前、部のみなさんで・・・と羊羹を頂いた事があります。
大袋に入った、クッキーを頂いた事もあります。
マカデミアナッツを頂いた事もあります。
羊羹なんて、本当に困りました。
総務に行ってナイフを借り、みんなでカットしたものを頂きましたが、その日たまたまいない社員もいて
どうやってこれを分けろというの!と文句の嵐。
やはりその時に不在の社員もいるわけですから、日持ちのする個包装でお願いしたいところです。

ひとり頭にかけるお菓子の値段

色々とリサーチして思ったことは、これはケチるべきではないと思います
部署異動であれば、わざわざお菓子も必要ないと思いますが、今回は退職です。
特別なんです。
一般的に多い金額は、ひとり200~300円程度でした。
特に定年退職は、ご挨拶する人も多いかと思いますが、誠意のある、けじめは必要ですね。

記憶に残る御礼のお菓子その1

以前役員から、退任の御礼ということで、社員ひとりひとりにカステラ一本頂いた事がありました。
社員は皆口々に驚きと喜びで溢れかえり、「粋な御礼」は今でも語り草となっています。

記憶に残る御礼のお菓子その2

「ありがとう」と書かれたおせんべいと、LINEのIDが書かれたせんべいを頂いた事がありました。
これも記憶に残り、そのせんべいは中々食べれなかったですね。
勿論、LINEのIDは登録し、今でもLINEで繋がっていますから
こういったお返しのお菓子は、アイデアがスゴイと思いましたし、費用対効果は抜群なのではないでしょうか。

まとめ

去り際、引き際は美しく、そして心に残る物を贈りましょう

退職時のお返しのお菓子でひとり100円にしたとして、50人に渡した場合は、5,000円です。
ひとり300円にしても15,000円です。
どんなにケチったって、ふるまったって、所詮お金での違いはせいぜい、10,000円程度。
一生言われ続けたりするのであれば、やはりケチる物ではありません。
またどうせなら、思い出になるような、一風変わったモノは素敵ですし
役職がある人であれば尚の事、ある程度の値段は覚悟するべきでしょう。
有名なものより、わざわざ探した逸品などは、スペシャル感で「さすが!」と思われること間違いなしです。
オリジナルのプリントモノも、素敵ですね。
人とは違ったものを「あえて贈る」ことは、引き際、去り際に相応しい花道なのではないでしょうか。
最後こそが、その人の人生を物語るのかも知れませんね。

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