ある日突然小麦アレルギー。美食をじぶんで楽しむ米生活

思春期や大人でもある日突然食物アレルギーになる

今迄は何でもなかったのに、ある日突然食物アレルギー。
まさか・・・と思うけれど、事実は事実。

特に大人になってからの、蕎麦や小麦アレルギーは辛いと思います。
なんせ、蕎麦や小麦の美味しさを知っていますから。
しかし、大人のアナフィラキシーショックは命に係わりますので、アレルゲンの元を身体に入れるわけにはいきません。
蕎麦はアレンジがあまりないから、うどんで代替すればいいけれど、小麦はそうもいきません。

“小麦に含まれる食材の数々”

  1. パン
  2. うどん
  3. パスタ
  4. ピザ
  5. ドーナツ
  6. 醤油
  7. ケーキ
  8. たこ焼き
  9. お好み焼き
  10. ラーメン

もう、美味しいモノのオンパレードです。
この美味しいモノの数々がダメとなると、食べるものが相当減ります。
友人や家族と一緒に食事にも、様々な制限が加わり、逆にストレスにもなります。
食べる事の喜びも減るため、食事も楽しくなくなるのではないでしょうか。
アレルギー除去食品はメチャメチャ高く、あまり美味しいとは言い難いモノもかなりあると聞きます。

小麦アレルギーの方が普通に食べれるモノ

それは、蕎麦と米と米粉とせんべいです。
甘いもので言えば、チョコレートやアイスクリーム、プリンもいけるのではないでしょうか。

卵アレルギーだと、更に甘いものにも制限が

卵アレルギーだと、もちろんケーキもどら焼きも、プリンもアイスクリームもダメです。
甘党は辛いですね。

小麦アレルギーの人が安心して食べられるのはせんべい

言わずと知れていますが、せんべいは米なので小麦の方は大丈夫ですが
しょうゆを使っていたらOUTです。
素焼きせんべいや、小麦が入っていないしょうゆで作られたせんべいを食べましょう。
ただし関西風のお煎餅は、完全に主原料が小麦なのでこれもOUTですね。

スイーツとパンは米粉で代替

やはりアレルゲンを除去するしかない以上、米粉などで代用するのがベストでしょう。
今回は特別に、神楽坂地蔵屋の知る人ぞ知る、常連のお客様にしかお譲りしない、シフォンケーキのレシピを公開します。
よろしければ、是非お試しください。
絶品ですよ。

小麦アレルギーの人が泣いて喜ぶ、絶品シフォンケーキレシピ

<材料>

【卵黄生地】

  • 米粉・・・・・・・・・75g
  • 水・・・・・・・・・・40ml
  • 牛乳・・・・・・・・・20ml
  • 油・・・・・・・・・・50ml
  • 卵黄・・・・・・・・・3個分
  • バニラビーンズ・・・・1/3本

【卵白生地】

  • 卵白・・・・・・・・・4個分
  • グラニュー糖・・・・・55g

シフォンケーキは、卵黄と卵白に分けて作り、最後に合わせます。
一番のコツは混ぜ方で、混ぜすぎると重くなります。
本来のシフォンケーキのふわふわ感がなくなるため、さっくり混ぜます。

【下準備】

米粉はだまにならないように、スーパーの透明ビニール袋のようなものに入れ空気を入れて混ぜておきます。
卵は、卵黄と卵白にそれぞれボールに分け、卵白は冷凍庫に入れて冷やします(ボールの外側がシャリシャリする感じが目安)

卵黄作業

  1. ボールに入った卵黄を泡だて器で混ぜます。
  2. 水、牛乳、油の順に混ぜ合わせます。(当店では健康サララを使用)
  3. バニラビーンズを入れます。
  4. ビニール袋に入っている米粉をふるいに入れ、ふるいながら卵黄ボールに入れる(3回くらいに分け混ぜます)

卵白作業

  1. 卵白ボールのふちがシャリシャリになった感じになったら、電動ミキサーで角がしっかりできるほど泡立てます。途中で3回に分けて、グラニュー糖を混ぜ合わせながらしっかりと泡立てます。

合体

卵黄生地と卵白生地を合体する前に、オーブンに余熱

<余熱の準備をします>
ガスオーブン 180℃ 25~35分(お使いのガスオーブンの性能によって様々です)
電気オーブン 170℃ 35~38分(お使いの電気オーブンの性能によって様々です)

  1. 卵黄ボールに卵白ボールを泡だて器で1/3混ぜ合わせます。(底に卵黄が残りがちなので、へらで底をさっくりと混ぜてください)
  2. 残り1/3もゆっくり泡だて器で混ぜ合わせます。
  3. 残りの1/3はへらでさっくりと、ふんわりと混ぜ合わせます。

キメなめらかな感じがお分かりになりますか?

型に入れる

混ぜ合わさった生地を型に入れます。
その時、ゆっくりと投入しないと、空気が入り焼きあがった時に空洞が出来てしまいます。
ゆっくりと入れた生地を箸などで、そっと円を描くように3~4回回します(空気を逃がすため)
最後に型ごと、トントンとテーブルに軽く叩くようにして焼きます。

オーブンで焼く

ガスオーブン 180℃ 25~35分(お使いのガスオーブンの性能によって様々です)
電気オーブン 170℃ 35~38分(お使いの電気オーブンの性能によって様々です)
ときたま、中を覗いて表面が焦げていないか、きつね色になっているかを確認してください(特に最終段階)

逆さにして冷ます

焼きあがったシフォンケーキは水分を含むため、逆さにしないとしぼんでしまいます。
それもあっという間に、しぼみます。
ですので画像のように、逆さまにして冷めるまで待っています。
私はファイブミニの空き瓶を使っています。

冷めたら冷蔵庫で1日寝かしましょう

シフォンケーキを落ち着かせるため、約半日は冷蔵庫で寝かせましょう。
その際は、湿気ないため、冷蔵庫臭がつかないように、サランラップでぐるぐる巻きます。(ファイブミニは要りません)
なお寝かせる時間は、1日~3日でも問題はありません。
※個人的には、シフォンケーキが一番美味しいのって、4~6日後だと思います。

さぁ、カットします

シフォンケーキ用の大きなナイフがありますので購入すると綺麗にカットできます。
私はいつも12等分にカットします。(薄い方が断然美味しい!!)

プレーンで慣れてきたら、抹茶やココナッツなども挑戦してください。
マーブルは難しいかもしれませんが。

まとめ

諦めなくてもイイ、自分で探す米生活

アレルギーや病気になる人は、そのもの自体が大好きで神様が与えた試練だと医者は言います。
例えば、高血圧の人は濃いものが好き。
バセドーの人はワカメや昆布が好き。
太る人は炭水化物が好き。
卵アレルギーは卵が好き。
だから小麦アレルギーは小麦が好きなのです。
納得は出来ないけれど、食べたら大変なことになるので、であれば楽しくいきましょう。
食べられる美味しいものを探し、食べられる美味しいものを作りましょう。
神楽坂地蔵屋は小麦アレルギーの方を応援し
小麦アレルギーの方が安心して食べられるおせんべいやお菓子を常に作り続けて参ります。

 

 

 

 

 

 

 

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